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コルベ・マリー阿部哲朗の告白録(4)

【 イスカリオテのユダ 】

コルベ・マリーの告白録

 どこから話せばいいんだか、いっぱい、いろいろあるもんだからねぇ……。みんなは、うちのホームページやブログで、いちおしでおすすめの、マリア・ワルトルタの本を読んだことはあるかい?

 約2000年前のイエズス・キリストのご生涯を、ありのまま見せられて、それをイエズス様、マリア様に教えられるままに口述筆記した本なんだ。第2の福音書と言ってもいいくらい、すばらしい本で、みんなにぜひ読んでほしいと思う本なんだけど、その登場人物の中で、ぼくに一番そっくりな人物はだれかというと、それはイスカリオテのユダなんだ。みんな、クリスチャンじゃなくても、「イスカリオテのユダ」って名前は聞いたことあるよね。「裏切り者」の代名詞みたいなやつ。

 本当は12使徒のヨハネとか、熱心者のシモンとかが好きなんだけど、実際にぼくと一番共通点があるのが、残念ながらイスカリオテのユダなんだね。傲慢、快楽主義者、野心家、人を人とも思わない、世界で自分が一番だと思っている、自分より弱い人に対する横柄さ、罪人に対する軽蔑、……とにかく、イエズスが教えている「愛とあわれみ」の正反対なんだ。

 「罪人」「悪人」というと、みんなはいろいろなイメージがあると思うけど、イスカリオテのユダの悪さは、何よりも「神と隣人を愛している」のではなく、「自分自身しか愛していない」というのが、本質的なところなんだ。自分自身を神様のようにあがめ、おがむ。自分の世界の中だけならそんなにはた迷惑じゃないけど、隣人にもそれを強要する。悪魔の王であるルシフェルと、本質的に同じタイプの極悪人なんだね。

 ぼくは、はじめ、自分が「罪人」「悪人」だなんて、これっぽっちも思っていなかった。それどころか、自分は善人の中の善人、使徒・弟子・幻視者に選ばれているんじゃないかと(汗)、本気で思っていたんだ。だから、マリア・ワルトルタの本を読みまくって、ヨハネとか、熱心者のシモンみたいになれたらいいなって思ってたんだ。

 でも、いま思いかえしてみると、一番集中して興味をもって読んだのが、「イスカリオテのユダの滅び」「イエズスと悪魔の対決」といった、普通の人々だったら、おどろおどろしく感じるだろう場面だった。煉獄とか地獄とか裁きとか、悪魔的な知識にひかれるんだね。  そういえば、リトル・ペブルさんに与えられたマリアママのメッセージでも、自分が一番興味があったことは、「大警告」や戦争・災害がいつおこるかということと、自分が幻視者・使徒・弟子としていつ呼ばれるんだろうってことだけだった。「隣人愛の実践」「汝の敵を愛する」なんて、これっぽっちも興味がなかったよ。

 いつ自分の名が呼ばれるだろう? って、毎月送ってこられるメッセージが楽しみだった。いまだから白状するけど、「リトル・ボーイ・ブルー」とか「マキシミリアノ・マリア・コルベ」って、おれのことじゃん? って、真剣に思ってたよ。


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