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「33年」(38)勝利の宴(その2)

「33年」(38)勝利の宴(その2)
そして、彼ら一人ひとりの口から、うれしくも意外な言葉が返ってきた。

「シスト先生と奥さんに少しでも恩返しができる絶好の機会がきて、おおよろこびでかけつけてきました。」

「自分にとって最大の敵である秀吉のためにすら祈り、愛するなんて、すごい模範を与えてくれるシスト先生と奥さんが、大将と女大将だということで、本当に誇らしく思っています。」

「今、まだ、こうやって元気に生きていることも、しかも神におつかえする生きがいをもってしあわせに生きていることも、みんなシスト先生と先生の奥さんのおかげだから、こちらこそ感謝します。」

「自分の人生に希望があるのも、天国に希望がもてるのも、ほり子たちの人生に希望をもたらせるのも、ほり子たちに天国の希望を与えてやれるのも、みんなシスト先生と先生の奥さんのおかげです。ほり子たち全員の感謝も伝えます。」

「シスト先生と先生の奥さんが、秀吉のために救霊を祈り求めて、彼を愛したのを見て、悪党でならずもので、いまだに罪にまみれている自分のようなものも、絶対、救ってもらえるんだ。神様は、あわれみなんだ、ゆるしなんだと本当に確信できました。この模範で、救いの希望がますます強められました。ありがとう。」

「シスト先生、直伝の高麗のすごい技術をたずさえて、新しいところへ出て行けるので、いい立場を得られるんです。本当に、感謝してます。」

「結婚して子どもをもってます。すごくしあわせです。シスト先生がキリシタンつち親になって、妻をめとって、妻とだけ寝るように言って下さったおかげです。」

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2008年9月20日 UP
著者 ミッシェル・マリー・フランソワ奥田力
(C) 箱舟の聖母社

http://lphakobune.web.fc2.com/33nen_038.html


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