« 「33年」(21)新しい名前 | トップページ | 「33年」(24)イエズスっていう親分 »

「33年」(22)六左衛門

「33年」(22)六左衛門
 えつにいっている林の親分。林のおかみとカタリナは大喜び。新しい名前よりもカタリナは「六左衛門」がすごく気に入ってしまった。

カタリナ
「ねえ、いち、に、さん、し、ご、ろくのろくざえもんなの。」

ルイス  
「そうだよ。いち、に、さん、し、ご、ろくざえもん。」

カタリナ 
「わあ。おもしろい。ねえ。わたし、これからルイスのこと、ろくざえもんって呼んでいい。」

ルイス  
「ああ、いいとも。そんなに、ろくざえもんが気にいったのかい。」

カタリナ 
「うん。何か、口の中でさいころが転がっているかんじ。」

みんな
「えー。」

みんな絶句。そして爆笑。

六左衛門 
「さいころの六左衛門か。いいよ。ここでは、ぼくはろくざえもんだ。林一家の掘子の六左衛門。ひとよんで、さいころのろくざえもん。」

-----------------
2008年5月21日 UP
著者 ミッシェル・マリー・フランソワ奥田力
(C) 箱舟の聖母社

http://lphakobune.web.fc2.com/33nen_022.html


« 「33年」(21)新しい名前 | トップページ | 「33年」(24)イエズスっていう親分 »